立体映像における特異な視覚表現
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概要
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立体映像には特殊な視覚表現が存在している。立体映像はその視覚表現を作る唯一の手段である。この考えは,立体映像における特典な視覚表現の実例に基づいている。この表現は独特である。例えば,二次元的な表現と三次元的な表現が混成した造形が実現できる。二次元の表現とは立体映像の画像としての性質を示す。三次元の表現とは立体映像の奥行きとしての性質を示す。立体映像の場合,描くための画面は,立体的な空間となっている。技術的な方法は,両方の目の視差を用いた遠近法によって成り立っている。立体映像の奥行は視差に比例している。その立体映像の描画は視差の描画といえる。この独特な手法が特異な表現をもたらしている。本文では実例を伴いこの表現を明らかにしている。
- 宝塚造形芸術大学の論文
- 2001-03-31