日本と西洋の絵画にみる色の特徴 : 多湿感と乾燥感を中心にして
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概要
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日本の絵画と西洋の絵画にみられる色彩感覚は大きく異なっているようにみえる。色彩感覚の形成においては,地域性や風土が大きく影響するとされている(1)。日本の気候は年を通して高温多湿で,日本の「いろ」の語源は「うるお(潤)う」の語根である「うる」にもとづくものであるともいわれている(2)。色彩感覚を決定づけるには,気候的特徴がどのように影響するのか。湿度の違いは,自然や生活環境を構成する色にも表れ,色彩感覚の形成に大きく影響すると考え,特に湿度感覚(多湿,乾燥の感覚)に着目し,絵画作品に用いられた色にみられる特徴についての調査を行った。
- 宝塚造形芸術大学の論文
- 2001-03-31
著者
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