モダン・アートと都市計画
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概要
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現代社会学の最も新しい領域として,社会開発及び社会計画が注目されてきている。国土開発計画が国土庁の重要な仕事であって,首都圏整備をはじめ,学研都市,テクノポリスなど多くの計画が考えられ,また実施されている。そこで,モダン・アートの形成と云う観点より出発して,ルネサンスにおける遠近法の社会学的意義を,フランカステルによって述べ,それが,印象派・後期印象派を経て,二十世紀初頭のモダン・アートの各派にまで発展し,さらに,ドイツのバウハウス運動によって,科学的デザインの確立を見,ル・コンビュジエやミース・ファン・デル・ローエ,ワルター・ブロピウスらの建築家によって,近代建築が創造され,また都市計画にまでも応用されて現在の多くの都市の発展に到り,更に都市再開発も着手されている。
- 1987-03-25