キイロショウジョウバエの雄の交尾能力における染色体間相互作用
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概要
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キイロショウジョウバエの第2及び第3染色体間の相互作用の程度が雄の交尾能力について調査された。雄の交尾能力は雄間の競争が無い条件下で測定された。両染色体共にホモザイゴートの交尾回数の期待値は0.509±0.054で, 実測値0.517±0.064と良く一致している。相互作用の程度を表すiの値は0.008±0.129と算定された。Seager and Ayala(1982)によって開発された新たな相互作用の指標, kは0.029±0.027と推定された。kとiの値は共に統計的に0から有意には離れていないことが明らかにされた。以上の結果は, 雄の交尾能力に関してキイロショウジョウバエの2つの常染色体間には相互作用が一般には働いていない事を強く示唆している。
- 城西大学の論文
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