キイロショウジョウバエにおけるメラニン性腫瘍形成に及ぼす老化の影響
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概要
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キイロショウジョウバエにおけるメラニン性腫瘍形成に及ぼす老化と飼育温度の影響が, C-104系統で調べられた。その結果, 雌バエが老化するにつれ, 腫瘍が形成される割合が高まることが明らかにされた。また, 成虫期の飼育温度を29℃という飼育限界温度に上昇させることにより腫瘍形成率が著しく高まることも示された。これらの結果は, この系統における腫瘍形成に遺伝的要因と共に, 老化に伴なう環境要因が関与していることを示している。器官特異的なメラニン性腫瘍形成の原因及びC-104系統の腫瘍遺伝子の自然集団中における保有について論議された。
- 城西大学の論文
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