情報化はほんとうに生産性をひきあげるのだろうか
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概要
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コンピュータ部門への莫大な投資ブームは続いている。にもかかわらず,この20年間,サービス業での有意な生産性の向上は見られない。この現象を生産性パラドックスというが,アメリカ経済をケーススタディとして,情報化が生産性の停滞を生んだという,情報化のねらいとは逆のことがどうして起こったのかをマクロ経済の視点から検討する。次に,現在アメリカは経済的繁栄が持続しているといわれ,これは逆にコンピュータがこの繁栄をもたらしているという主張がある。この主張を批判的に検討し,最後に結びに代えて,最近の情報化の流れや情報化の計測上の問題点,そしてユーザの要求を反映したソフト開発の必要性にふれる。
- 関西学院大学の論文
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