2010年経済予測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
20世紀も終わりに近づき, 2010年や2020年の日本経済がどうなるのかという予測に関するリポートや文献を新聞や書店で見ることがある。われわれは, 東洋経済新報社のECONOMATE-Xマクロ経済モデル・年次版の中に為替レート関数を導入することによって, 為替レートを内生化したモデルを作成し, このモデル使って, 2010年までの経済予測を試みた。2000年から2010年までの日本経済は円安がさらに進み, 物価や金利の上昇が生じるという予測結果が得られた。そして, 実質GDP成長率は年平均2.0%となり, 失業率の上昇がみられるだろう。また, 経常収支は若干黒字の縮小がみられるが, 大幅な改善は期待できないと予測される。さらに, この予測モデルを使って, 日本経済に内在する中期循環の存在等を確認した。
- 関西学院大学の論文
著者
関連論文
- クラインモデルIIIの構造
- クラインモデル3の構造
- 三都(神戸,大阪,京都)の個性 : 経済統計分析
- 中国の景気指数の算出方法及び応用
- 中国完全雇用余剰(赤字)の推計と景気循環における財政政策の評価
- ロボットの生産性の研究 : 日本と韓国を比較して
- 産業用ロボットの経済分析
- マイクロ・メインフレーム接続を活用した研究者環境の改善 : 日経NEEDSマクロデータを用いたKGMMLの開発
- 鈴木克彦博士ご退職記念号刊行に寄せて
- 韓国と日本の景気指数 : 時差相関関数の計測
- 巻下吉夫教授ご退職記念号刊行に寄せて(巻下吉夫教授退職記念号)
- 公共サービスの生産性に関する一考察
- 巻頭言
- 社会資本の地域経済効果について
- D-4 社会資本の地域経済効果について(日本統計学会第67回大会記録 : 経済・経営統計)
- 情報化はほんとうに生産性をひきあげるのだろうか
- 2010年経済予測
- IS・LM+貿易市場計量モデル
- 応用一般均衡モデルと計量モデル : ORANIと中期多部門
- 主成分による研究開発投資分析
- 計量経済予測ソフト「エコノメイト」による : 関西経済シミュレーション分析
- 政策効果の計量分析:1971-85年の日本の製造業について : 技術促進政策
- 素材型と加工型の技術構造 : 1970-84
- 製造業に関する計量分析 : 素材型対加工型
- 回帰分析における攪乱項の推定量について