組織均衡理論とX効率性理論の接合 (松村善太郎教授記念号)
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概要
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小稿は,ハーベイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein)のx効率性理論(the theory of x-efficiency)とハーバート・A・サイモン(Herbert A. Simon)組織均衡理論(the theory of organizational equilibrium)の接合を試みたものである。ライベンシュタイン自身は,彼のアプローチが,サイモンとその後継者によって発展させられたカーネギー学派の企業理論(the "Carnegie School" theories of the firm)とは,満足化行動(the satisficing behavior)の仮定で類似しているが,原価最小化と有利な技術革新に焦点をおいている点で彼等のアプローチと異なっているという。けれども,両理論には共通の点もあるので,以下において,その接合を試みるとともに,その差異を明らかにしようとするのが本稿の趣旨である。
- 大阪府立大学の論文
著者
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- お祝いのことば
- あいさつ
- 組織均衡理論とX効率性理論の接合 (松村善太郎教授記念号)
- 序
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- 経営システムの本質と構造 : サイバネティックス研究(5)
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- ダイナミック・ソーシアル・システムの安定均衡 : H. A. サイモン・モデルの検討
- 組織均衡理論と企業理論 : H・Aサイモンの理論を中心として
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- 不確実性と投資決定(3) : 資本コストモデルと効用モデルの問題点
- 面接調査による新製品潜在需要の推定
- 価格決定とマーケット・シェアー : マーケティング・ディシジョンの研究(1)
- 不確実性と投資決定(2) : 期待効用のモデル
- 不確実性と投資決定 : 投資理論と決定理論の統合
- 経営意思決定における不確実性の評価
- 消費財の需要層別普及形態