特殊教育諸学校の経営 : 保護者の学校評価・説明責任
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概要
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特殊教育諸学校では,完全学校週5日制や新学習指導要領に示されている「地域における特殊教育に関する相談センター」としての役割を発揮するとともに,文部科学省「二十一世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議」最終報告で提言された諸施策等の学校レベルでの対応が求められている。また,教育改革の進行により,教育公務員の奉仕性の追及やアカウンタビリティの確立,さらに外部評価としてのユーザーの立場での保護者評価の実施,学校と家庭の教育責任を分担化するための子どもに係る教育情報の共有化,一人一人の個性や障害の状況に対応した個別の教育課程の作成,教育機能の地域への発揮が求められている。これら諸課題を解決するための具体的な方策は,日常の教育活動で在籍する子どもの確かな成長・発達を実証するとともに,地域の視覚障害児への教育相談等を通して行うことが大事である。本稿は,その過程的実践を述べるものである。
- 2002-02-05