LD児の学習支援を目的とした土曜教室の取り組み
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概要
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1991年1月,北海道LD研究会が発足し,いくつかの活動を展開してきた。この間,公的支援はほとんど進展しなかった。その間に多くのLD児たちが,適切な教育を受けることなく学校を出ていった。現実に,学校の場で多くのLD児たちが苦しんでいる。この状況は,"教育過誤"といっても良いのかもしれない。98年春"LD児を支援できるサークルをはじめたい"その思いに数名の教師が参加した。教室を開くにあたり"LD児に対して個々の認知特性に応じた学習支援をしていくことで,それぞれが自分にあった学習方法を習得すれば,多少なりとも学校生活に対し自信を持ち,少しは快適な学校生活が可能"と考えた。'98年11月,自分たちのサイズでできる場として"土曜教室"がはじまった。当初は,2名の子どもからの出発だった。それから1年が経ち,教室に関わった子どもは7名となった。この間,私たちがLD児の指導を通す中で見えてきたことについて事例を通して一部を報告する。
- 2000-02-10
著者
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田中 哲
北海道科大学精神科神経科
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田中 哲
北海道大精神科
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小泉 雅彦
札幌市立平岸中学校のぞみ分校
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瀧澤 聡
札幌市立南月寒小学校
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徳保 貴子
北海道クリスチャンセンター家庭福祉相談室
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吉田 玲子
札幌市立南郷小学校
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山崎 葉子
札幌市立南郷小学校
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伊藤 健太郎
札幌市立幌北小学校
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田中 哲
市立札幌病院静療院児童部
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田中 哲
札幌市静療院児童精神科
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田中 哲
市立札幌病院静療院・児童部
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田中 哲
市立札幌病院静療院
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