軽度発達障害児への就学直前の小集団訓練 : プログラムの開発とその実施結果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,普通小学校就学を直前に控えた軽度発達遅滞児に対する学校適応を目指した小集団プログラムを開発,実施することであった。プログラムの作成に関しては,まず内容選定においてKJ法を用いて就学に必要とされるスキルの構造化を行った。さらに,それらをもとに実施プログラムを作成した。実施されたプログラムは,8回(各2時間)から構成され,普通小学校就学を予定している3名の対象児に実施された。実施結果の分折からは,今回のプログラムが対社会的スキル面の改善に寄与することが示唆された。今後は,このプログラムをひな型にしたプログラムを他の対象児に実施することを通して,プログラムの精緻化をはかることが必要となろう。
- 北海道教育大学の論文
- 1994-03-10
著者
関連論文
- 学習障害児の人物画知能検査の検討
- マッチング訓練への御用学習セッティングの導入効果 : 多動傾向を有する発達障害児の事例から
- 知的障害児・者の自傷行動の動機づけ研究(分類研究)に関する研究動向
- 軽度発達障害児への就学直前の小集団訓練 : プログラムの開発とその実施結果
- 重度・重複障害児のコミュニケーション能力の評価 : バンデュークプログラムの適用
- P-18 発達障害児の問題行動に対する介入方法の検討 : 社会的行動の形成をとおして(ポスター発表-2,研究発表)