<ORIGINAL ARTICLE>Long-term follow-up of combined maxillary protraction appliance and chincap treatment
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概要
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著しい骨格性反対咬合症例の治療において,我々は上顎前方牽引装置とchin capの併用により,顎関係の改善を行うことを含めた長期的管理を行っている。今回我々は骨格性反対咬合と診断され,治療を行った女子3症例の長期的観察を通し検討,考察を行った。これらの症例において,第一段階では上顎前方牽引装置とchin capにより顎関係を改善した。上顎前方牽引装置除去後,上顎は成長期間中位置変化を殆ど示さなかった。その間,下顎は予測よりも大きな成長を示した。咬合関係はすべての症例において成人期まで維持されていた。しかしこれらの症例は思春期成長の後も,下顎の前方成長により,わずかな後戻引頃向を示した。以上のことから,後戻りを予防するために反対咬合の治療においてはオーバーコレクションと第一段階後の下顎の成長のコントロールが必要であると考えられた。
- 北海道医療大学の論文
- 1996-12-31
著者
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Ishii Hideshi
北海道医療大学歯学部
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KOBAYASHI Hiroki
北海道医療大学歯学部
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TAKEUCHI Makoto
北海道医療大学歯学部
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YOKOYAMA Kazunori
北海道医療大学歯学部
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YOSHIDA Ikue
北海道医療大学歯学部
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YAMAGUCHI Nobuhito
北海道医療大学歯学部
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YOSHIDA Ikue/ISHII
北海道医療大学歯学部
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