南大西洋地磁気異常帯の高エネルギー電子, 陽子のエネルギー分布
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概要
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「大空」衛星によって観測された高エネルギー電子(0.19-3.2MeV)と陽子(0.64-35MeV)の計数率とエネルギー分布を地球周回および南大西洋地磁気異常帯について示す。オーロラ帯の電子, 陽子はエネルギーが1MeV以下の比較的エネルギーの低い粒子が多い。南大西洋上空では陽子のエネルギーが20MeVまで, 電子は3MeVまで観測され高エネルギーの成分が増加してくる。南大西洋上空での陽子はオーロラ粒子のベキと同じE^<-8.6>の成分の他にE^<-1.9>のベキをもつ成分があるように見える。高度856kmの粒子数は高度406kmの粒子数よりエネルギーの高い成分は1桁多い。ピッチ角分布の測定から電子, 陽子いずれもα=90°近くにピークがあり, 磁力線に平行な成分は垂直成分の1000分の1程である。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
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