減量プログラム後の体重再増加に関する諸要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
行動療法的減量プログラムの終了者を対象として, プログラム終了後の体重維持および体重再増加の要因についての調査を実施した。減量プログラム終了後調査時点までの体重の増減によって回答者を体重維持群及び再発群に分類し, 回答を比較した。その結果, 最初の「つまずき」はプログラム終了後3か月以内に発生すること, 体重維持群では「つまずき」発生の頻度が再発群に比べて低いこと, 「つまずき」が発生しやすい場面(高危険場面)は体重維持群では社会的な場面であるのに対して, 再発群では非社会的な場面であること, 体重維持のために社会的関係を利用する程度が両群で異なるらしいこと, 「つまずき」に際しての認知的・情緒的反応が両群で異なることか示唆された。本稿を書くにあたって, 減量プログラム実施の中心となり, また資料の利用をお許しいただいた津幡保健所津梅八重子氏, 七尾保健所山本正子氏, プログラム実施および調査にご協力いただいた石橋広子氏に深謝致します。
- 金沢大学の論文
- 1989-12-25
著者
関連論文
- 自己監視法を中心とした減量プログラムの試み
- 減量プログラム後の体重再増加に関する諸要因
- ブルドン抹消検査の標準成績について
- 短縮版MPIの基礎資料 : 大学生に実施した結果の信頼性
- ロールシャッハ人間運動反応の「型」に関するノーマティブ・スタディ(ロールシャッハ運動反応に関する文献抄録集)
- (b)父親および母親に対する感情とロールシャッハ第IVおよび第VIIカードにおける人間運動反応との関連(ロールシャッハ運動反応に関する文献抄録集)
- (a)ロールシャッハ人間運動反応と時間評価について(ロールシャッハ運動反応に関する文献抄録集)