<論文>言語学習と言語獲得
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概要
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Krashenのモニター理論では,言語学習と言語獲得は区別されている。彼によると,獲得された言語知識があれば,大人の第二言語学習者はそれをコミニケーションに用いることが出来る。しかし,学習で得た知識は,モニターとして働くのみで,実際のコミニケーションの役に立たない。大人の外国語学習者が目標言語の会話に従事しているとき,モニターを用いるだろうか,そして,学習は獲得に効果があるのか,をしらべるため,調査を行なった。35組の大学一年生の短い対話を録音し,書き取り,分析した。その結果,大人の外国語学習者は,メッセージと同時に形にも注意を払って,モニターを行うことがわかった。また,一部の学習者は自動的な発話に必要な言語知識を獲得していることも明らかになった。よって,言語学習は言語獲得に効果があると,結論してよいだろう。
- 北海道東海大学の論文
- 1996-03-25
著者
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