<論文>遅延蛍光を示す光励起三重項化合物とその消光挙動の研究
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概要
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高分子に組み込まれた感光性基による光物理的,光化学的現象の素過程の研究の一環として,数種の低分子モデル化合物の励起三重項からの遅延蛍光とその消光過程の挙動を研究した.9-メチルアントラセン,トリフエニレン,アクリジンはP型の遅延蛍光を示すことが確認された.さらに,典型的なE型遅延蛍光を示すエオシンとプロフラビンについても再検討した.また,これ等の化合物のほかの数種の化合物についても,その遅延蛍光から三重項寿命を求めた.N-エチルカルバゾール(EC)の遅延蛍光の1,5-ジアミノアントラキノン(DAAQ)又は2-メチルアントラキノン(MAQ)による消光より,この三重項-三重項エネルギー移動の速度定数,k_qが5.0×10^8 s^<-1> M^<-1> (EC-DAAQ系)と2.8×10^8 s^<-1> M^<-1> (EC-MAQ系)(テトラヒドロフラン中,20℃)として得られた.
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