<論文>Cyg X-1の硬X線領域における短時間変動
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概要
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Cyg X-1の硬X線領域(≳20 kev)での短時間変動(1秒前後)を目的とした気球観測を大面積(〜3000 cm^2)X線望遠鏡を用いて行った.解析の結果は,以前のロケットによる軟X線観測の結果と合わせると,変動は本質的にエネルギースペクトルの変動であり全体的なX線の光度はほぼ一定に保たれていることを示唆する.ブラックホールの周りの降積円板からの逆コンプトンX線幅射に基づいた変動のモデルを提案し,実際にこのような変動が起こり得ることを示す.
- 宇宙航空研究開発機構の論文