放射線源を用いた低周波不規則信号発生器
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概要
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低周波不規則信号発生器に関する簡単な展望と,放射線源を用いた不規則信号発生器の試作結果について述べた.放射線源を前に置いたガイガー計数管からのパルスにより,フリップフロップを反転させて2進不規則信号を作る.この2進不規則信号が零をよぎる点の分布はポアソン分布に従い,パワースペクトルは直流から,たとえば,10Hzまでの成分を一様に含んでいる.必要があればフィルタを用いて希望する形のスペクトルを持つ不規則信号を作ることができる.この装置は,制御系の統計的解析,相関関数やパワースペクトル解析の実験に用いられ,有効なことが示された.
- 宇宙航空研究開発機構の論文