不活化インフルエンザHAワクチンの接種間隔の検討
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概要
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42名の看護学部学生にインフルエンザ・ワクチン(A/USSR株200CCA, A/Fukushima株300CCA,B/Kanagawa株200CCA含有)を接種した。21名は2週間々隔で0.5ml 2回皮下接種した。他の21名は4週間々隔で0.5ml 2回皮下に接種した。ワクチン非接種者17名を対照群とした。ワクチン中に含有される抗原株に対する血球凝集抑制(HI)抗体価の上昇の状況によって,ワクチンの接種効果の評価を行った。HI抗体価2^2以上の上昇を示した割合および平均HI抗体価のワクチン接種後の推移を比較した。A/USSR株およびA/Fukushima株では,2週間々隔2回接種群と4週間々隔2回接種群とでは抗体の上昇の程度には大きな差は認められず,むしろ2週間々隔接種群の方が良好であった。B/Kanagawa株では,2週間々隔2回接種群も4週間々隔2回接種群ともにHI抗体価の上昇は悪く,ワクチン接種効果の評価をすることはむずかしいが,2週間々隔2回接種群の方が,わずかに抗体価の上昇がよかった。
- 千葉大学の論文
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