<論文>接技分裂病が疑われる1例について
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概要
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Szymanskiが指摘するように1960年代前半から集団としての精神科医は,精神発達遅滞(知的障害)に対する興味を失った惑がある。これは神経病理学の急速な発達や,精神分析的精神医学の影響により精神発達遅滞は言語や知識において劣り"脳障害"と考える傾向が強くなったからである。しかし,40〜70%は何らかの精神医学的な病状を合併しているという説もあり,診断や治療に関しても精神科医のより積極的な参加が望まれている。筆者らは,乳幼時から発達遅滞を示した少年が思春期に至って精神分裂病的症状を呈し,いわゆる接技分裂病が疑われたのでここにその事例の7年間の経過を報告する。
著者
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