幼児の音楽的表現における拍感
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概要
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幼児期に音楽的表現おける拍感の形成は,ある意味で西洋音楽の入門期の古典的な課題である。本論では, コダーイ・システムの鼓動の概念をてがかりに,幼児の美的表現の核をなすという基本理念をおい,年長幼児の自発的音楽行動における拍のあらわれ,確とした拍感形成以前のリズム知覚の特徴について明らかにした。また,さらに幼児の拍感の意識化が,表現のモメントとして作用している太鼓のリズム打ちのやりとり場面の成立の考察から,幼児の表現やリズム表現の課題性について示唆をえている。
- 愛知教育大学の論文
- 2003-03-29
著者
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