生鮮食料品消費購買行動の京阪神 3 都市間差異 : セマンティック・ディファレンシャル法による検証(農学部門)
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概要
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本研究の目的は, 京阪神3都市における消費者アンケート調査をもとに, 消費者の生鮮食料品消費購買行動に関する3都市間差異を検証することである。アプローチの手法としては, 心理測定法の一つであるセマンティック・ディファレンシャル法を用い, それによって間接測定された得点の標本集団毎の平均値に有意差があるかどうかを検討した。その結果, (1)生鮮食料品購買環境に関する消費者意識に関しては, 他都市に比べて, 京都市の小売店舗の品揃えはやや劣り, また, 京都市の生鮮食料品の鮮度もやや劣っているとイメージされていること, (2)生鮮食料品消費購買行動に関しては, 他の2都市に比べて, 京都市の消費者は, 品質を重視し, プリパッケージにみられるような小売サービスの簡素化・省力化にやや消極的であり, 接客態度などの価格以外の店舗特性を重んずる傾向がある, などの諸点が明らかとなった。
- 1980-11-29
著者
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