グロリオーサのマイクロプロパゲーションに及ぼす培養温度の影響
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概要
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グロリオーサのシュート基部切片を外植体としたマイクロプロパゲーションにおけるシュートおよび塊茎の形成と生長に及ぼす温度の影響を調査した.その結果, シュート基部切片からのシュート形成は低温区で抑制される傾向が認められ, 外植体から形成されたシュート数は, 30℃区で最大の値を示した.なお, 高温区, 特に30℃区では, in vitroで形成された塊茎が萌芽して形成された二次シュートが多く認められた.また, シュートの基部に形成された塊茎は20℃で最も大きく肥大した.これらの結果から, グロリオーサのマイクロプロパゲーションにおいては, シュート形成と塊茎肥大に適した温度が異なる可能性が示唆された.
- 香川大学の論文
- 2002-03-29
著者
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