白山焼畑土壌の肥沃度
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概要
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白山大日山系標高430〜550m付近において昭和20年代後半迄,焼畑が行われ,その後,約40年間で雑木林へ変化した山地土壌について,土壌肥沃度を,隣接の焼畑されなかったところと比較調査した。その結果,焼畑の影響は40年経過しても土壌肥沃度の違いに現れることが分かった。すなわち焼畑された沢付近の上壌は対照とした尾根(嶺)付近の土壌に比べて(1)有機物の含有量がやや少なくて,(2)pHが高く,(3)有効態リン酸量が多い傾向にあることが分かった。更に,焼畑による土地利用は養分のリサイクル利用の点で地域的にも示唆するところが大きいと考察した。
- 石川県農業短期大学の論文
- 1994-12-15
著者
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