オーガスタス・セント=ゴーデンス作《アダムズ・メモリアル》について
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概要
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セント= : ゴーデンス作の《アダムズ・メモリアル》は,ヘンリー・アダムズが亡くなった妻マリアンのために制作を依頼した像である。アダムズは日本で得た知識と体験をもとに,「避けられない運命を知的に受け入れる」ことを表し,観音思想を表象する作品の制作を求めた。作品は従来のセント=ゴーデンスのからを破り,象徴的な色彩を帯びたものとなり,アメリカ近代彫刻の萌芽を示した, 近代へと移行する芸術の中で,日本が果たした役割から,ジャポニスムの作例のひとつと捉え,論証した。
- 長崎国際大学の論文
- 2001-03-31
著者
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