山路の露注釈(十一)
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概要
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平安末期または鎌倉初期に、『源氏物語』愛読者により、「夢の浮橋」の巻後日譚として創作されたのが、「山路の露」である。 文章は至って流麗。『源氏物語』に精通した読者の筆になる作品であって、近時「世尊寺伊行」の女「建礼門院右京大夫」を、その作者とする説が提出されている。 本注釈は流布本(『続群書類従』物語部所収)を定本にし、「補記」の項にいささか重みを置いた。 本校に収めた各段は次のごとくである。 「三十一 後夜」 「三十二 御達」 「三十三 本性」 「三十四 御折」
- 2003-03-06
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