子供を持つことの価値に関する基礎的研究
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概要
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本研究は某国立大学生132名(男性76名、女性52名)を対象に「子供を持つこと」の価値に関する実態を調べ、、「子供を持つこと」の価値と快楽希求、男女平等主義、親和欲求、自己中心主義、目標達成指向、男性性及び女性性との関係について検討した。これらすべての変数は5段階評定尺度によって測定し、因子分析により項目を選択し内的整合性について検討した。「子供を持つこと」の価値について7つの心理的変数を独立変数として一括投入し重回帰分析を行った。その結果、自己中心主義が強いほど「子供を持つこと」の価値が低いという関係が認められた。「子供を持つこと」の価値に関して、将来欲しい子供の人数の多少による差違は認められたが、性差は見られなかった。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2003-01-31