<ARTICLE>The Russo-Chinese 'Strategic Partnership' and Border Negotiations : Then and Now
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概要
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本論文は, 中国とロシアの関係を規定する定式としてにわかにクローズアップされてきた「戦略的パートナーシップ」の形成と展開を分析したものである。少なからぬ論者たちが「戦略的パートナーシップ」をアメリカの国際舞台における「一極支配」に対抗するためのスローガンと解釈するが, このような見解は疑わしい。本論文では, 中国とロシアの関係を最も強く規定してきた国境問題を, 1992年から95年まで, 1996・97年, それ以後の三つの段階に分けて検討し, それが外向きのものではなく, むしろ中露間の長年の不信を取り除くために構想され, 将来にわたり相互の安全保障を確固たるものにするために機能していることを実証した。私たちは, 中露関係を分析する際には, モスクワ・北京の関係のみならず, もっと国境地域に注意を払うべきであろう。
- 山口県立大学の論文
- 2001-03-25
著者
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