<研究論文>談話における情報のなわ張り : 肯定応答文形式の分析
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概要
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Kamio(1994)で修正された「情報のなわ張り理論」は,情報が話し手,聞き手のなわ張りに入るか,入らないかの二値的な考え方から,情報が話して,聞き手のなわ張り双方にどの程度入っているか(入っていないか)の多値的(相対的)考え方に変化した。理論が説明対象としているのは単一の発話形式であるが,情報のなわ張り関係と文形式との対応関係に若干(かつ必要な)修正を施せば,対話レベルの現象も自然に説明できる理論になりうることを,本稿では「発言-肯定応答」という隣接対の言語形式に着目して考察した。
- 沖縄大学の論文
- 2003-03-31
著者
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