痴呆症高齢者のサービスへのあり方 : 北欧の例を中心として
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概要
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痴呆症高齢者の増加は,わが国においても高齢者福祉サービスに大きな影響を与えるだろう。痴呆症高齢者への高齢者福祉サービスは,医療分野からも福祉分野からも両方がうまく連携を取りながら提供されなければならない。また介護をする家族についてのケアも求められる。福祉先進国として知られる北欧,とりわけスウェーデンにおいても痴呆症高齢者の増加が問題であり,的確なサービス提供が求められている。現実に,スウェーデンにおいては本人についても,また介護を行う家族についても,両方の立場をサポートするためのサービスが行われている。今後のわが国の痴呆症高齢者が増加することにむけて,先進的なスウェーデンの例から学ぶ点は多い。本稿においては,スウェーデンのあるコミューンのサービスの事例から,痴呆症高齢者のサービスのあり方を考察する。
- 2002-03-06