<症例報告>第1子の死を体験した妊婦の悲しみの過程 : 入院中の悲しみの体験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第1子を先天性心疾患で生後9ヶ月で亡くした体験を持つ妊婦から悲しみの過程についての話を伺う機会を得た。そこには一通りの悲しみは体験したと,心の整理をつけ妊娠したが,あるきっかけからそうではなかったことに気がつき,悲しみの過程を再燃することとなった。喜びと悲しみの相反する過程を踏みながら,子どもの死を承認し第2子を迎えることができた。このような体験を持つ妊婦は少ないが,対象の言動を理解する必要性の示唆を得た。
- 山口県立大学の論文