頚部静脈に挿入されたカテーテルの新しい固定方法を考案し, その有用性を検討した。その結果, 新方法は従来方法と比べ, ドレッシングの剥離やカテーテルの屈曲が有意に少なかった。カテーテル挿入部の皮膚の細菌の繁殖は, 新方法と従来方法との間に有意差は認めなかった。以上のことより, 新方法は有用であり, カテーテルトラブルの減少が示唆される。
山口県立大学看護学部