フラクタル構造を利用した地域情報のモデル化について
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概要
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地域間の情報の流れを分析する場合、エントロピー・モデルやクラスター分析などの手法が、従来利用されてきたが、通話ODデータのモデル化においてはうまくいかない場合がある。このようなデータをモデル化するにあたり、データの持つフラクタル構造に着目し、それを利用することにより、新たな手法を開発できる可能性がある。本論文では、このための基礎的な研究として、データに潜在しているフラクタル的な構造を人工的に再現する方法について考察した。フラクタル画像圧縮の分野で利用されている反復関数系を通話OD データに適用することにより、フラクタル的特徴を持ったデータを生成させることが可能となった。
- 多摩大学の論文