恥丘部および陰嚢下面に多発し右鼠径リンパ節転移を認めた乳房外 Paget 病の1例
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概要
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69歳,男性。2006年7月恥丘部に紅斑が出現した。2007年4月13日当科初診時,恥丘部右に35×30mmの紅斑を認めた。皮膚生検で乳房外Paget病と診断,胸部および腹部骨盤腔CT上転移はみられず,2007年7月12日腫瘍辺縁より2cm離して拡大切除および植皮術を施行した。2009年3月陰嚢下面左右に長径16mmまでの脱色素斑と右鼠径リンパ節腫大に気づき,生検したところ,共にPaget細胞を認めた。全身検索で右鼠径リンパ節以外に転移巣はみられず,2009年6月9日拡大切除および両鼠径リンパ節郭清を行った。
- 2011-05-20
著者
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