小角光散乱法によるポリアミド6射出成形品の変形挙動研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Deformation behaviors of microstructures of polyamide 6 (PA6) and elastomer-alloyed PA6 were investigated using small angle light scattering (SALS) techniques. The SALS pattern shows that PA6 has incomplete spherulitic structures. The change of SALS pattern with elongation suggests that the structures deform with external deformation up to yield strain. Then the SALS patterns discontinuously change with necking elongation and suggest that the apparent size of the spherulitic structures becomes very larger and that the degree of orientation decreases. Next lobe-streak patterns, which are considered to be due to sheaf-like structures, were observed beyond the necking elongation. These changes in SALS patterns can be explained by the reconfiguration models of adjoining spherulitic structures presented in this paper. The SALS patterns of elastomer-alloyed PA6 similarly show the existence and deformation of incomplete spherulitic structures up to yield strain. However, neither spherulitic nor sheaf-like structures were observed in the SALS patterns beyond the yield strain.
- 一般社団法人 日本レオロジー学会の論文
- 2005-10-05
著者
-
柴谷 未秋
京都工芸繊維大学大学院先端ファイブロ科学専攻
-
石原 英昭
龍谷大学rec
-
石原 英昭
京都工芸繊維大学大学院 先端ファイブロ科学専攻
-
葭原 法
東洋紡績株式会社総合研究所
-
柴谷 未秋
京都工芸繊維大学工芸科学研究科先端ファイブロ科学専攻
-
石原 英昭
京都工繊大 大学院
-
石原 英昭
龍谷大 Rec
-
石原 英昭
京都工芸繊維大学
関連論文
- 熱可塑性ポリエステルエラストマーフィルムの延伸による構造変化
- エアージェット溶融紡糸の理論解析と適正紡糸条件設計への応用
- 水冷エアーギャップ紡糸の理論解析と繊維形成過程におけるエアーギャップ効果に関する考察
- PBT射出成形品の厚さ方向における構造と物性の関係
- 非相溶樹脂を含有したポリエステルフィルムにおける表面構造形成(複合材料)
- 1019 ボイド含有ポリエステルフィルムの表面構造形成
- 152 プラスチックフィルムの界面はく離解析(OS04-1 界面と接着・接合の力学(1))(OS04 界面と接着・接合の力学)
- プラスチックフィルムの界面はく離解析 : 非相溶樹脂の粒子径とボイド発現との関係
- セグメントポリウレタンにおけるソフトセグメント成分の変化に伴う染色性の変化
- セグメント化ポリウレタンウレア弾性体の鎖延長剤によるハードセグメント共重合効果
- 初級講座 プラスチックフィルムの基礎(2)フィルム素材各論--樹脂
- フィルムの成形加工レオロジー(2) : ―フィルムキャステイング工程における流動不安定性―
- 指数法則流体から見た溶融紡糸不安定性と過渡応答性
- ポリブチレンテレフタレートの構造と延伸発熱挙動
- 溶融紡糸過程における伸長流動不安定性と外乱に対する過渡応答性
- 日本におけるスーパー繊維の現状と繊維化技術
- 初級講座 プラスチックフィルムの基礎(1)プラスチックとフィルム素材
- 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 先端ファイブロ科学専攻 複合機能科学講座 石原研究室
- 小角光散乱法によるポリエチレンテレフタレートフィルムの延伸挙動の研究
- 高性能セグメント化ポリウレタンウレア弾性体及び弾性繊維の開発
- セグメント化ポリウレタン-ウレア弾性繊維の構造と物性 (第3報) 応力-歪み曲線の温度・時間依存性
- セグメント化ポリウレタンーウレア弾性繊維の構造と物性 第2報:応力ー歪み曲線のヒステリシス
- セグメント化ポリウレタン - ウレア弾性繊維の構造と物性 第1報:ソフトセグメントの構造と弾性回復性
- 初級講座 プラスチックフィルムの基礎(14)フィルムの表面・界面制御と機能化技術(1)
- プラスチックフィルムのネック伝ぱ解析(3) -PET フィルムの引張試験時におけるネック伝ぱ挙動とフィルム幅変化-
- プラスチックフィルムの界面はく離解析 : 非相溶樹脂含有PETフィルムにおけるボイド発現機構の基礎検討(高分子材料)
- 不飽和ポリエステル樹脂の低収縮化機構
- セグメント化ポリウレタンウレア繊維の乾式紡糸工程のシミュレーション
- ポリエーテルエステルエラストマーの構造と変形機構
- ボーイング現象の解析 -横延伸工程における分子配向挙動の観察-
- ポリウレタンフィルムの構造と透湿性
- セグメント化ポリウレタンウレア中へのジメチルフォルムアミドとジメチルアセトアミドの拡散係数の測定
- セグメント化ポリウレタン-ウレア弾性繊維の構造と物性 : (第4報)第3級窒素化合物を用いた染色性の改良
- 繰り返し温度変化による高強力ナイロン6繊維の構造変化
- ガラス繊維強化PETに関する繊維長制御と物性
- 小角光散乱法によるポリアミド6射出成形品の変形挙動研究
- フィルムの成形加工レオロジー(1) ―逐次二軸延伸過程におけるフィルムの高次構造変化―
- 無機物蒸着による高バリアフィルム技術
- 延伸ポリエステルフィルムの二重配向と結晶変態に関する研究
- 食品包装用フィルムにおける無機薄膜加工
- フラットフィルム延伸成形の技術動向 (特集 押出成形に見る基礎技術の研究と応用展開)
- 10年間の技術の進歩 紡糸・フィルム成形
- 極細繊維と溶融紡糸不安定性
- 21世紀への成形加工技術開発の構想-今後の研究開発の目標と方法-
- 京都工芸繊維大学と韓国嶺南大学校の大学間交流協定締結記念先端ファイブロ科学シンポジウム : 繊維とファッションにおける材料と感性
- 紡糸・フィルム成形の基礎(第1回)
- プラスチック技術の原点は繊維化技術
- 成形加工シンポジア '98特別講演より 企業における成形加工技術 -繊維とフィルムを中心にして-
- 2009 International Conference on Advanced Fibers and Polymer Materials
- 合成繊維の繊維化プロセス, 構造と物性の関係
- 紡糸・フィルム成形の基礎(第3回)
- 紡糸・フィルム成形の基礎(第2回)
- 2005 International Conference on Advanced Fibers and Polymer Materials (ICAFPM 2005)
- 特集に当たって
- 紡糸・フィルム成形の基礎(第4回)
- 紡糸レオロジ--1--紡糸不安定性解析
- 親水性基としてポリエチレングリコールを含むセグメントポリウレタンの染色性
- 先端繊維のテクノロジー(11)極細繊維化技術と紡糸現象(2)
- 2nd International Conference on Advanced Fibers and Polymer Materials (ICAFPM 2005)
- 溶融紡糸の理論解析--リミット サイクルとしてのDraw Resonance
- ポリエーテルエステルエラストマーの構造と変形機構
- 小角光散乱法によるポリアミド6射出成形品の変形挙動研究
- フィルムの成形加工レオロジー(1) : 逐次二軸延伸過程におけるフィルムの高次構造変化
- フィルムの成形加工レオロジー(2) : フィルムキャステイング工程における流動不安定性
- 溶融紡糸の理論解析--ニュ-トン流体のDraw Resonanceとその発生機構
- タイヤコ-ドについて