統計解析を踏まえた歯科補綴学研究計画 : 研究計画についてこれだけは知っておこう
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概要
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いかなる分野の研究でも, 研究のデザイニング, 即ち「研究計画」は最も重要である. 研究計画とは研究目的を達成するために研究手法を構築するものであり, どんな研究もまずは研究計画をたててから始める必要がある. 研究テーマは何か, どのような研究背景・文献があるか, どのようなデータが必要か, どのような分析をするか等を研究に先立って計画することは, 回り道のようで実は確実に近道である. 実証研究の伝統的なスタイルであり歯科補綴学でも大半を占める仮説検証型研究は, データと統計学理論を用いて「仮説」を証明するものであるため, 統計学を踏まえた研究手法を含む研究計画が必須である. 特に, 仮説検証型研究の臨床版である臨床試験においては, 治験実施計画書に統計学的方法の記載が義務づけされていることを考えても, 統計学を踏まえた研究計画なしでは研究が成立しないことが明白である.<BR>本稿では, 歯科補綴学研究を計画するにあたり, これだけは知っておきたいと思われる基礎的事項について叙述する.
- 社団法人 日本補綴歯科学会の論文
- 2007-10-10
著者
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