小腸に滞留したカプセル内視鏡を, イレウス管併用ダブルバルーン内視鏡(「トリプルバルーン法」)により回収しえたクローン病の1例
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概要
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症例は36歳の男性.原因不明の鉄欠乏性貧血にて小腸カプセル内視鏡を施行したところ,小腸狭窄のため滞留をきたした.通常の経口および経肛門的ダブルバルーン内視鏡(DBE)ではカプセルは回収不能で,イレウス管補助下に経口的DBEを行い,腸管短縮や腸管内減圧を図る事で回収に至った.本例の小腸狭窄はクローン病によるものと考えられた.カプセル滞留例では手術が選択される症例もあるが,本法により,回収困難が回避され小腸診療の応用がさらに広がる可能性がある.
- 2011-04-20
著者
-
古田 隆久
浜松医科大学 第一内科
-
古田 隆久
浜松医科大学 臨床検査医学
-
大澤 恵
浜松医科大学第一内科
-
杉本 光繁
浜松医科大学第一内科
-
小平 知世
浜松医科大学第一内科
-
西野 眞史
浜松医科大学第一内科
-
伊熊 睦博
浜松医科大学 第一内科
-
杉本 光繁
浜松医科大学 臨床検査医学
-
小平 知世
浜松労災病院消化器科
-
杉本 健
浜松医科大学第一内科
-
杉本 健
浜松医科大学 第1内科
-
高柳 泰宏
浜松医科大学 第1内科
-
大澤 恵
浜松医科大学 第1内科
-
西野 眞史
浜松医科大学 第1内科
-
小平 知世
浜松医科大学 第1内科
-
杉本 光繁
浜松医科大学臨床研究管理センター
-
伊熊 睦博
浜松医科大学 第1内科
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