大麦若葉から分離したルトナリンの抗酸化作用
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概要
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大麦(Hordeum vulgare L. var. nudum Hook)の若葉から,ルトナリンを分離した.ルトナリンのin vitroにおける抗酸化効果を検討した結果,DPPHラジカルの消去活性に対して,B環のカテコール構造の関与が示唆され,またサポナリンとアピゲニンの比較から,6-C-位および/または7-O-位のグルコシル基の関与も示唆された.Fenton反応によるリノール酸エチルの酸化に対するルトナリンの抗酸化活性に対しては,6-C-位および/または7-O-位のグルコシル基による妨害が示唆された.
- 2011-04-15
著者
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大川 雅史
福岡大学薬学部
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上山 英夫
日本薬品開発
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小倉 洋子
日本薬品開発株式会社
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大川 雅史
福岡大学薬学部生薬学研究室
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上山 英夫
日本薬品開発株式会社
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金城 順英
福岡大学薬学部生薬学研究室
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青塚 康幸
日本薬品開発株式会社
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筌口 桃江
日本薬品開発株式会社
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帆足 和憲
日本薬品開発株式会社
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金城 順英
福岡大学薬学部
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