膀胱に転移した悪性黒色腫の1例
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概要
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79歳,男性。仙骨部の黒色の有茎性腫瘤を主訴に来院した。血尿もあり,貧血改善目的にTUR−BTで膀胱内の三つの腫瘍を摘出,悪性黒色腫と病理診断した。その後,仙骨部の腫瘍を摘出,仙骨部原発の皮膚悪性黒色腫の膀胱転移と診断した。既に多発脳転移を認め,初診から2ヵ月後に死亡した。本腫瘍の泌尿器系への転移は稀であるため,文献的に考察を加えて報告する。
- 2010-02-18
著者
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鎌田 英明
社会保険横浜中央病院皮膚科
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山本 則男
社会保険横浜中央病院泌尿器科
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三橋 真理子
社会保険横浜中央病院皮膚科
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坂本 久美子
社会保険横浜中央病院皮膚科
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羽尾 貴子
社会保険横浜中央病院皮膚科
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岸本 祐一
社会保険横浜中央病院泌尿器科
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