リンパ腫の画像診断 (PET/CT, 超音波) : リンパ節病変を中心に
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概要
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皮膚リンパ腫の病期決定上,リンパ節の評価は皮膚病変についで重要である。リンパ節生検を行う際には最も診断価値の高いリンパ節を採取する必要があり,理学所見とともに画像検査で評価して生検するリンパ節を選択する。PET/CTでは全身スクリーニング,空間的評価,質的評価を同時に行える。視覚的情報に加えFDGの取り込みを客観的数値(SUV:standardized uptake value)として表わせるのも利点である。SUV値はリンパ節病変の組織学的変化とほぼ相関する傾向にある。超音波検査も質的診断に有用で,簡便かつ非侵襲的なことが利点である。リンパ腫病変を疑わせる所見として,円形〜卵円形の形状,びまん性に低エコーの皮質,リンパ門部の消失/狭小化,後方辺縁エコー/後方エコーの増強,不規則な血流の増加,などがあげられる。これらの検査は治療後の評価にも有用である。画像評価法を確立して病理組織学的変化をある程度推定できれば,リンパ節生検の代替的役割を担える可能性がある。
- 2010-02-18
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