Bacillus subtilis C-3102株大豆培養物のヒト腸内環境改善効果
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概要
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Bacillus subtilis C-3102株大豆培養物は家畜に対し腸内菌叢改善, 増体, 感染防御, 卵殻強化, 肉質改善, 便臭改善等の効果があり添加物として利用されている. B. subtilis は古くからヒトの食生活に関わる納豆菌と類似菌であり, 今回はC-3102株のヒトでの効果を検証するため摂食試験を実施した. 健康成人25名 (25〜57歳 : 平均年齢39.6歳, 男性22名, 女性3名) を対象にB. subtilis C-3102株大豆培養物錠剤 (1錠あたり1×108個の胞子を含む) を12名の被験者に毎食後1錠 (1日3錠), 13名の被験者に毎食後3錠 (1日9錠) を約1週間投与し, 簡単な2日間の食事コントロール後最初の便を採取し, 腸内菌叢の検索および化学分析を行ったところ, 毎食後3錠摂取群において便中腐敗産物のパラクレゾールの有意な減少 (p <0.001), 大腸菌群の減少傾向が観察された. 便中アンモニアについては試験前高値 (500μg/g以上) だった被験者 (n =12) で摂取量を問わず有意な減少が見られた (p <0.05). また便臭や排便回数の改善が見られ腸内環境に好影響を与えることが示唆された.
- 日本ビフィズス菌センターの論文
- 2004-07-01
著者
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竹内 治男
社会保険相模野病院内科
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丸田 喜義
カルピス食品工業株式会社
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鈴木 宏美
カルピス(株) 基盤技術研究所
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渡部 恂子
カルピス(株) 基盤技術研究所
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只野 幸恵
カルピス(株) 基盤技術研究所
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増田 静男
カルピス(株) 基盤技術研究所
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丸田 喜義
カルピス(株) 基盤技術研究所
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竹内 治男
社会保険相模野病院
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