近赤外線スペクトロスコピィ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Objective: Near-infrared spectroscopy (NIRS) has been increasingly employed in psychiatry for functional neuroimaging studies of sleepiness, fatigue, personality, aging, brain activation time course, transcranial magnetic stimulation effects, and psychiatric disorders such as schizophrenia, mood disorders, panic disorder, and eating disorder, owing to its advantages over fMRI and PET such as complete noninvasiveness, small apparatus for measurements, and the natural setting for its examination.Methods: Characteristics of frontal lobe function were investigated using multichannel NIRS machines in schizophrenia, unipolar depression, and bipolar depression. Changes of oxygenated-hemoglobin concentration (oxy-Hb) were monitored every 0.1s during a verbal fluency task using a Hitachi ETG-100 and ETG-4000 system with the probes placed on the subjects frontal and temporal regions.Results: Three psychiatric groups demonstrated different patterns of oxy-Hb changes from those in the control group. The schizophrenic group was characterized by a reduced oxy-Hb increase during the task period followed by an oxy-Hb re-increase during the post-task period, the unipolar depression group by a smaller oxy-Hb increase, and the bipolar depression group by a comparable but delayed oxy-Hb increase.Conclusion: The observed patterns of oxy-Hb changes suggest the characteristics of reactivity of frontal lobe function: inefficient, reduced, and preserved but delayed in schizophrenia, unipolar depression, and bipolar depression, respectively. NIRS can be employed as a clinical laboratory test for diagnosis and treatment of psychiatric disorders in the near future.
- 2010-02-01
著者
関連論文
- 脳波・筋電図の臨床 多チャンネル近赤外線分光法による摂食障害の脳病態研究--一連の関連研究の紹介
- 精神疾患における前頭葉機能の賦活反応性の特徴 : 近赤外線スパクトロスコピィの臨床応用
- 気分障害の局所脳血液量変化--多チャンネルNIRSによる検討 (今月のテーマ NIRS)
- 虐待の連鎖 (特集 家族と暴力)
- 近赤外線スペクトロスコピィ
- メンタルヘルスのための臨床検査の実用化--先進医療「うつ症状の光トポグラフィー検査」 (特集 第56回精神保健シンポジウム(前橋)--中小企業におけるメンタルヘルスとそれをめぐる諸課題)
- 多チャンネル近赤外線分光法(光トポグラフィー)による摂食障害の脳病態研究 (特集 摂食障害--病態・診断・治療の最前線)
- おとなのうつ病 (数字で知るこころの問題--何人いるの? どのくらい治るの?) -- (こころの病気とその周辺)
- 心理現象・精神症状とNIRS (特集 近赤外線分光法によるニューロイメージング)
- 精神疾患の臨床検査としての近赤外線スペクトロスコピィ(NIRS)の実用化--先進医療"光トポグラフィー検査" (第1土曜特集 精神医学Update--最新研究動向) -- (最新・疾患研究動向 重要疾患・研究トピックス)
- 健康寿命とうつ病--DALYについて (特集 不況下の精神科医療--うつ病のコスト)
- 生活保護 (特集 精神障害に対する経済的支援)
- 精神病理と精神療法に学ぶ脳科学 : 精神現象の脳機構の解明
- NIRSの神経生理学的基礎 (特集 精神疾患の臨床神経生理学的研究の最新知見)
- マリファナ (特集 薬物依存--最近の話題)
- ひきこもりの社会復帰への取り組み (特集 ひきこもりと精神医学)
- 感情障害の器質因
- 思考・言語過程における機能モジュールと相関解析
- 感情障害の薬物療法の新しい指針
- グラフ 先進医療 うつ症状の光トポグラフィー検査
- 聴覚性事象関連電位成分N1, MMN, Nd, P3に対する corollary discharge の効果
- 精神疾患患者における思考障害評価
- 三次元脳機能局在解析・映像システムを用いた言語・思考過程とその障害の観測及びモデル化
- 統合失調症における思考障害と遂行機能
- 気分障害の治療アルゴリズム
- 双極子追跡法(SSB/DT法)による健常者の事象関連電位(N100, P300)の発生源の検討
- 思考・言語過程における機能モジュールと相関解析(2)
- 思考・言語過程における機能モジュールと相関解析 (2)
- 脳高次機能障害の精神生理学・神経生理学 (特集 精神疾患の分子医学--基礎と臨床) -- (臨床)
- 精神分裂病のP3aとP3b
- 思考・言語過程における認知機能モジュールに関する相関解析
- 気分障害の脳構造・脳機能画像研究 (特集1 精神疾患の脳画像解析の最新知見)
- 新しい脳画像診断法の精神疾患への臨床応用--近赤外線スペクトロスコピーNIRS (特集 2.脳画像診断のコツ)
- 近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の臨床応用 (特集 脳の理論と新しい画像テクノロジーで心の謎に迫る--21世紀に精神神経疾患はどう解き明かされるか)
- 文理解における意味的情報の役割 : 事象関連電位(ERP)による実験的検討
- 文理解における意味的情報の役割 : 事象関連電位(ERP)による実験的検討
- 思考・言語過程における機能モジュールと相関解析(3)
- 音声言語理解におけるプロソディの役割 : 事象関連電位(ERP)による検討
- 精神分裂病における聴覚・言語処理異常への神経生理学的アプローチ
- D-18 側頭葉てんかんにおける思考障害
- 通電療法(ECT)による大うつ病性障害患者の神経内分泌学的機能への影響について : 薬物療法を受けた気分障害患者との比較検討
- 通電療法(ECT)を施行した大うつ病性障害患者の糖代謝変化部位の検討 : 薬物療法を施行した患者群との比較検討
- 精神疾患患者の思考障害とその定量的評価
- 高解像度脳波計を用いた純音性・音韻性 MMNの再現性
- 症例 メチルフェニデートが比較的有効であった特発性過眠症の1例
- A-13-8 動画による対話分析 : 精神分裂病診断・治療に向けて
- 精神分裂病の思考障害
- 研究を準備する (特集 精神医学臨床研究ガイドブック)
- 認知機能の観点からみた統合失調症の合理的な薬物療法 (特集1 統合失調症の治療における合理的な薬物療法とは?)
- A-11 Rey Auditory-Verbal Learning Testを用いた側頭葉てんかん患者の記憶学習機能の検討
- B-17 側頭葉てんかん患者の宣言的記憶と手続的記憶の特徴
- 2A-11 側頭葉てんかん患者における思考障害の定量評価 : TDIを用いた検討
- A-28 良性成人型家族性ミオクローヌスてんかんと考えられる2家系と、HLAとの連鎖分析
- 2A-7 側頭葉てんかん患者の認知障害とSPECT : 治療経過による変化を検討
- 1B-21 側頭葉てんかん患者のドパミン系機能 : 血漿ホモバニリン酸濃度を指標として
- 1C-4 側頭葉てんかん患者の認知障害とSPECT
- 1A-15 てんかん患者のスタンバーグ課題遂行成績に対するTJ-960の効果
- I-D-13 突発波類似の特徴的β波を呈する精神疾患患者群 : その臨床特徴および治療薬物に対する反応について
- I-D-12 突発波類似の特徴的β波を呈し, 抗けいれん薬が有効であった精神疾患の7症例
- 2E149 バルプロ酸の短期記憶機能に及ぼす影響について : Sternbergの課題を用いて
- 思考支援と評価のための脳機能情報呈示システム
- こころの健康推進を日本の基本政策に--精神保健と医療の改革の課題 (特集 わが国の精神保健・医療改革の展望--こころの健康政策構想会議の提言をめぐって) -- (わが国の精神保健と医療の改革の課題)
- 必須となる多職種チームおよびアウトリーチ (特集 わが国の精神保健・医療改革の展望--こころの健康政策構想会議の提言をめぐって) -- (精神科医療の技術的側面)
- 近赤外線スペクトロスコピィNIRSによる統合失調症と感情障害の補助診断 (特集・統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩)
- 対話と思考過程における脳内律動情報処理機構のモデル
- 感情障害の発症脆弱性
- 心理現象・精神疾患への近赤外線Spectroscopy(NIRS)の応用 (特集 光脳機脳イメージング)
- 生化学・生理学的機能の観点から〔発表要旨〕
- 統合失調症における前頭極と機能障害との関連 : 多チャンネル近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)研究
- 気分障害の脳画像研究と先進医療NIRSの紹介--光トポグラフィー検査「うつ症状の鑑別診断補助」 (シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向--DSM,ICD改訂に向けて)
- うつ病と脳機能画像・NIRS (特集1 うつ病の診断と治療)
- 綜説シリーズ--現代医学の焦点(252)うつ病の新しい診断法の開発
- 治療の中断 (特別企画 精神科受診)
- 自分自身を変えるこころと脳--人間の精神機能と自己制御性 (こころと脳の科学) -- (こころ医者が考える脳)
- 統合失調症と感情障害についての脳磁図研究と臨床応用の方向性 (特集・統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩)
- うつ病のNIRS研究 (第5土曜特集 うつ病のすべて) -- (基礎的・生物学的研究)
- 時評 光で見る心
- 精神現象・精神疾患への光脳機能イメージングの応用--脳機能変化の時間経過に注目した解析 (第12回認知神経科学会) -- (シンポジウム 光脳機能計測の臨床応用)
- 認知機能障害としての統合失調症 (〔こころの科学〕創刊20周年記念増大号) -- (特別企画 統合失調症)
- 妄想に薬が効くということ (特別企画 妄想) -- (妄想とは)
- NIRS(光トポグラフィー検査) (精神科臨床評価検査法マニュアル〔改訂版〕) -- (画像検査)
- 分裂病高危険児と周産期 (周産期とリエゾン精神医学)
- 統合失調症の脳機能と近赤外線スペクトロスコピー
- 統合失調症の認知・情動障害とNIRS所見 (今月のテーマ 統合失調症の情動障害)
- 脳波・筋電図の臨床 高次脳機能障害としての精神疾患におけるNIRS
- 多チャンネル近赤外線分光法(光トポグラフィー)による摂食障害の脳病態研究
- 多チャンネルNIRSを用いた統合失調症の局所脳血液量変化
- 統合失調症の神経生理学的研究 : NIRSを用いた検討
- 統合失調症の機能回復と脳機能評価
- 統合失調症における認知機能障害の回復と脳機能 (日本精神障害者リハビリテーション学会第12回大会報告) -- (日本精神障害者リハビリテーション学会第12回大会報告:シンポジウム1)
- NIRSとMEGによる気分障害の研究
- うつ病対策の総合的提言
- 精神疾患とHPA系 : 最新の展開
- 統合失調症
- ジャーナリズムとうつ病 : 精神医学の立場から (特集 ジャーナリズムとうつ病)
- 精神医学における近赤外線スペクトロスコピィ
- 近赤外線スペクトロスコピーNIRSによる脳機能計測
- 心理現象・精神疾患へのNIRSの応用 (特集人間を理解するためのICT技術 : 人間を対象としたセンシング・情報処理からその応用まで) -- (人間を科学する)
- 心理現象・精神症状の脳機能と近赤外線スペクトロスコピィ(NIRS)
- 1-1 心理現象・精神疾患へのNIRSの応用(1.人間を科学する,人間を理解するためのICT技術-人間を対象としたセンシング・情報処理からその応用まで-)