細胞から分泌された生体分子を超高感度に可視化する細胞型蛍光プローブ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ペプチドホルモンや神経伝達物質，サイトカインなど細胞から分泌される生体分子を可視化分析するために，著者らは生きている細胞からなる新しい蛍光プローブ「細胞型蛍光プローブ」を開発している．この細胞型蛍光プローブは，酵素反応を利用して分析対象を超高感度に可視化検出できるよう工夫を施している．この新しいプローブによって，既存の手法では分からなかった生きた細胞から分泌された生体分子の動態が明らかになりつつある．本稿では細胞型蛍光プローブについての最新の成果を紹介する．
- 2009-06-05
著者
-
中嶋 隆浩
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
-
佐藤 守俊
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
-
佐藤 守俊
東京大学大学院総合文化研究科
-
佐藤 守俊
東京大学大学院理学系研究科
-
佐藤 守俊
東京大学大学院 総合文化研究科
関連論文
- 細胞から分泌された生体分子を超高感度に可視化する細胞型蛍光プローブ
- 解説 生細胞内情報伝達の蛍光可視化プローブ
- 生体系の非破壊分析(5)タンパク質プローブ
- 生体系の非破壊分析 細胞内のタンパク質リン酸化を生きたまま観察する
- 細胞内シグナル伝達の新しい可視化プローブを用いた環境化学物質のリスク評価法
- 研究紹介
- 分子プローブと細胞生命科学 : 見えなかったものを見えるようにする技術の開発
- 細胞内の分子動態を可視化する
- 遺伝子コード型蛍光プローブによる生体情報分子の動態分析法
- 生きた細胞内の分子過程を可視化計測する蛍光センサー
- 脂質の細胞内動態を可視化計測するFRETプローブ (特集 細胞機構を可視化する 新機能蛍光プローブ--リン酸化,活性酸素,グルタミン酸,脂質,糖質,シグナル伝達のイメージング)
- 生細胞内の分子過程を時空間計測するプローブ (ケミカルバイオロジー) -- (バイオイメージング 蛍光蛋白質を利用した蛍光プローブ)
- 生細胞内の分子過程を時空間計測するプローブの開発
- 細胞内の分子過程を可視化する遺伝子コード型蛍光プローブ
- 酵素工学に基づく分子イメージング技術 (酵素工学研究会第56回講演会)
- 2008年ノーベル化学賞の受賞研究について
- 2008年ノーベル化学賞の受賞研究について(レーダー)
- 生きた細胞内の分子過程を可視化計測する蛍光センサー(レーダー)
- 生細胞内情報伝達の蛍光可視化プローブ
- 生体脂質を可視化する蛍光プローブ (特集 生体膜シンポジウム 生体膜を舞台に脂質は踊る)
- 生体脂質を可視化する蛍光プローブ