エゴマの油, 搾り粕および乾燥茎葉給与が卵黄内脂肪酸含量に及ぼす影響
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概要
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C18 : 3ω3を豊富に含むエゴマの油, 搾り粕および乾燥茎葉をロードアイランドレッド種のニワトリに給与し, それらの給与飼料に対する配合率が卵黄内脂肪酸含量に及ぼす影響を調査し, 既報のエゴマ種子の給与効果と比較した. 搾り粕は54週齢のニワトリ80羽, 油および乾燥茎葉は63週齢のニワトリそれぞれ50羽に4週間給与した. 卵黄内C18 : 3ω3含量は, 0, 2.5, 5, 7.5および10%区において, 油給与群がそれぞれ0.20, 1.20, 1.64, 2.59, 3.00mg/卵黄 100mg, 搾り粕給与群がそれぞれ0.17, 0.21, 0.28, 0.32, 0.39mg/卵黄 100mgであった. 乾燥茎葉給与群は, 0, 5, 10, 15および20%区において, それぞれ0.17, 0.19, 0.20, 0.22および0.29mg/卵黄 100mgであった. 各給与群とも飼料配合率と卵黄内C18 : 3ω3含量との間に有意な1次回帰式が得られた. 卵黄内C18 : 3ω3含量が200mg/卵黄となる飼料配合率は, 種子4.8%, 油3.0%, 搾り粕46%および乾燥茎葉204%と推定され, この飼料配合率を得るための鶏卵1kg当たりの種子および油購入費はそれぞれ78円および113円であった.
- 社団法人日本畜産学会の論文
- 2002-02-25
著者
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