潰瘍性大腸炎に対する腹腔鏡手術 : 緊急度別にみた術式選択
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概要
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潰瘍性大腸炎に対して，待機例は腹腔鏡下（LA-RPC）もしくは用手補助腹腔鏡（HALS）大腸全摘術，緊急例でも全身状態が安定している準緊急手術はHALS結腸全摘術を選択し，その妥当性を検討した．2001年7月∼2008年9月の腹腔鏡手術74例と1997∼2001年の開腹術56例とを比較検討した．待機例でのLA-RPCは開腹術と比べ，手術時間は延長するものの，出血量は有意に少なく，術後在院日数も短かった．準緊急例についてはHALS群で手術時間がやや長かったが，出血量は有意に少なく，術後在院日数も有意に短かった．今後，さらなる検討が必要であるが，待機例での腹腔鏡手術，とくにLA-RPCは手術時間は延長するものの，術後回復も早く，低侵襲手術のひとつのオプションとなりうる可能性が示唆された．準緊急手術に対するHALSも手術時間の延長もわずかで，術後回復も早いことから，低侵襲手術のひとつとして有用な可能性が示唆された．
- 2009-07-01
著者
-
山田 靖哉
大阪市立大学 大学院医学研究科腫瘍外科学講座
-
野田 英児
大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科
-
押谷 伸英
大阪市立大学大学院消化器器官制御内科学
-
前田 清
大阪市立大学大学院腫瘍外科
-
八代 正和
大阪市立大学大学院腫瘍外科
-
平川 弘聖
大阪市立大学大学院腫瘍外科
-
井上 透
大阪市立大学腫瘍外科学
-
山上 博一
大阪市立大学総合診療センター
-
前田 清
大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科
-
西口 幸雄
大阪市立総合医療センター・外科
-
渡辺 憲治
大阪市立大学大学院医学研究科消化器器官制御内科学
-
十河 光栄
大阪市立大学大学院医学研究科消化器器官制御内科学
-
鎌田 紀子
大阪市立大学大学院医学研究科消化器器官制御内科学(第三内科)
-
池原 照幸
大阪市立総合医療センター消化器外科
-
山上 博一
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科
-
山上 博一
大阪市立大学 大学院医学研究科消化器内科学
-
八代 正和
大阪市立大学腫瘍外科
-
八代 正和
大阪市立大学 皮膚科
-
渡辺 憲治
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科
-
渡辺 憲治
大阪市立大学 大学院医学研究科消化器内科学
-
十河 光栄
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科
-
押谷 伸英
大阪市立大学 大学院医学研究科消化器内科学
-
押谷 伸英
芦原病院
-
池原 照幸
大阪市立総合医療センター 消化器外科
-
平川 弘聖
大阪市立大学 大学院 腫瘍外科
-
平川 弘聖
大阪市立大学 大学院医学研究科腫瘍外科学講座
-
西口 幸雄
大阪市立総合医療センター消化器外科
-
西口 幸雄
大阪市立大学第一外科
-
西口 幸雄
大阪市立大学 大学院医学研究科・腫瘍外科
-
西口 幸雄
大阪市立総合医療センター 消化器外科
-
井上 透
大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科
-
渡辺 憲治
大阪市立大学 大学院消化器内科学
-
前田 清
大阪市立大学 大学院医学研究科腫瘍外科学講座
-
鎌田 紀子
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科
-
平川 弘聖
大阪市立大学 大学院腫瘍外科
-
井上 透
大阪市立大学医学部
-
渡辺 憲治
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
-
鎌田 紀子
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
-
十河 光栄
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
-
渡辺 憲治
大阪市立大学大学院 消化器内科学
-
山上 博一
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
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