タンニン酸を用いた市販RO/NF膜の改質
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概要
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市販のNF膜や酸化劣化を引き起こしたRO膜に対して,タンニン酸による改質処理を行い,分離性能や透過水量にどのような影響を与えるかについて検討した.まず市販のNF膜について検討した結果,LES90に対して,5倍子タンニン酸が,最も高い分離性能向上効果を持つことがわかった.処理方法や処理濃度,処理時間について検討をしたところ,処理方法は浸漬処理よりも加圧通水処理のほうが優れており,処理濃度は5 mg/L以上,処理時間は10分間以上で分離性能の向上効果が得られることがわかった.次に劣化したRO膜について同様な処理を行ったところ,3種類の異なるRO膜に対して,分離性能の回復効果が見られ,タンニン酸による改質処理の効果が確認できた.
- 2008-09-20
著者
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田村 真紀夫
オルガノ(株)研究開発センター
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田村 真紀夫
オルガノ研究開発センター
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佐藤 祐也
オルガノ株式会社 開発センター
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佐藤 祐也
オルガノ(株)開発センター
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田村 真紀夫
オルガノ(株)開発センター
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田村 真紀夫
オルガノ(株)
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