超音波探傷法による海洋パイプライン肉厚のオンライン検査
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概要
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原油輸送用海底パイプラインの漏えい事故を未然に防ぐためにパイプラインの探傷作業は必要欠くべからざるものである。本論文では超音波による探傷装置を紹介している。超音波が高周波数であるため,高速のデータ取得ならびに大容量保管システムを開発した。探傷システムの主要な機能は超音波信号前処理,データ取得,ノイズ除去およびリアルタイムデータ圧縮である。一方,システムはマイクロコンピューター,FPGA,データ保管装置,トランスデューサー,事前処理回路,デジタル信号プロセッサー,ゲートアレイ,保管システム,USBインターフェイスから構成されている。これら探傷装置の有効性を評価するため,実際のパイプラインが設置されている海中条件を模擬したプールに人工的に傷をつけたスチール製パイプラインを設置し,探傷作業ならびにデータ転送による解析作業を実施した。実験の結果,超音波探傷のデータ取得ならびに保管システムによるオンライン検査の有効性が実証された。
- 公益社団法人石油学会の論文
- 2008-07-01
著者
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ZHANG Qi
Dept. of Information Measurement Technology and Instruments, Shanghai Jiao Tong University
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Que Peiwen
Dept. Of Information Measurement Technology And Instruments Shanghai Jiao Tong University
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Huang Zuoying
Dept. Of Information Measurement Technology And Instruments Shanghai Jiao Tong University
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Cai Min
Dept. Of Information Measurement Technology And Instruments Shanghai Jiao Tong University
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LEI Huaming
Dept. of Information Measurement Technology and Instruments, Shanghai Jiao Tong University
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Lei Huaming
Dept. Of Information Measurement Technology And Instruments Shanghai Jiao Tong University
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Zhang Qi
Dept. Of Information Measurement Technology And Instruments Shanghai Jiao Tong University
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Que Peiwen
Dept. of Information Measurement Technology & Instruments, Shanghai Jiao Tong University
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