植物病害における攻撃と防御の化学 : マイコトキシンを視野にいれた考察
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概要
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植物は、通常非宿主植物として微生物の侵入を阻止することができる。しかし、植物病害では微生物の侵入により両者の相互作用が行われ、微生物の生産する植物毒素等と、植物の生産するファイトアレキシン等が関与する。このような化学物質がマイコトキシンあるいはマイコトキシン様物質となる危険性を回避するには、このような化学物質の人・動物に対する質的・量的作用とその蓄積状況を知る必要がある。植物毒素では、宿主特異的毒素等について、その作用に重要な問題があれば、抵抗性品種・非宿主植物・収穫後などの状況下での蓄積量を知る必要が生じる。また植物側の防御物質についても同様である。
- 日本マイコトキシン学会の論文
- 2007-01-31
著者
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