G蛋白質共役受容体の構造解析
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概要
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ヒト蛋白質の 30% 程度は膜蛋白質であり,医薬の多くはこれらの膜蛋白質をターゲットとしている.それにもかかわらず,これまでにたった130種類程度の膜蛋白質の立体構造しか明らかにされていない.特に,主要な医薬品のターゲットであるヒトG蛋白質共役受容体(GPCR)の構造は1つも解かれていなかった.しかし最近,ヒトβ2アドレナリン受容体の構造がようやく明らかにされた.ここでは,Kobilkaらがこの受容体の解析に用いた手法と著者らのERATO岩田ヒト膜受容体プロジェクトの取り組みとを比較しながら,ヒトGPCR構造解析の現状を解説する.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
- 2008-03-01
著者
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