次世代型廃プラスチック油化技術の開発に関する先導調査研究
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概要
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既存の廃プラスチック類の油化技術および油化リサイクルの進展を阻害した要因を分析し,油化リサイクルの普及に必要な,次世代型油化技術の基本的要件の調査研究を行った。従来の主な油化技術はバッチ式タンク反応器をもつ小規模油化プラントによるもので,炭化物障害による処理能力の不足から油化事業は経済的に成立困難であった。廃プラスチックの発生量・流通量の実態調査と試算から,油化リサイクル普及に必要なプラントの仕様・性能は,油化能力日量3~7ton,装置コストは処理量1tonにつき0.5億円,油化コスト約40円/kgであった。既存技術は,日量1ton程度と過少かまたは,日量20ton以上の過剰設備で,いずれも企業の事業規模に適合しなかった。油化リサイクルの促進には新型式反応器の開発,実用化が必要で,その基礎となる事業性と技術的鍵となる反応器の伝熱効率の評価を通じて,次世代型油化技術の具備すべき基本的要件を明らかにした。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
- 2008-01-30
著者
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黒木 健
(有)高分子分解研究所
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小寺 洋一
(独)産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門
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小寺 洋一
(独)産業技術総合研究所
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石原 由美子
(独)産業技術総合研究所
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武藤 大志郎
(株)日本アクシス
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